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京大数学科出身の高校の先生が伝えたかったドラえもんから学ぶ数学の本質

本日は、少し趣向を変えて、高校生の頃に京大数学科出身の先生から受けた一番印象に残っている授業について紹介したいと思います。

高校生の頃に受けた京都大学数学科出身の先生の数学の授業ですね。
指数対数を学習した際に、ドラえもんに出てくるバイバイン秘密道具に関してこんな課題を与えられました。

 

バイバインのお話

 
1 のび太が一つしかない栗まんじゅうを食べるかどうか悩む。
2 ドラえもんバイバインを栗まんじゅうに垂らす。
3 その5分後、栗まんじゅうの1回目の分裂。2個になる。
4 それ以降、栗まんじゅうは5分ごとの分裂を続ける。(垂らしてから5n分後には、n^2個)
5 のび太はしばらく放置し、増えたところで食べようとしたが食べきれず、友人にも助けを求めるが食べきれず残ってしまい、栗まんじゅうは増え続ける。
6 ドラえもんの忠告を無視し、のび太は栗まんじゅうをゴミ箱に捨てる。
7 その後のび太は、栗まんじゅう分裂の恐ろしさをドラえもんから聞き、驚いたのび太は真実を話す。
8 ドラえもん野比家の庭で夥しい量にまで増えた栗まんじゅうを、ロケットで宇宙に飛ばして投棄する。

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宇宙が栗まんじゅうで埋め尽くされるのにどれくらい時間がかかるか


そこで、一定時間ごとに倍々に増える栗まんじゅうが存在すると仮定した場合、この栗まんじゅうは有限の時間で宇宙全体を埋め尽くすか?という課題を与えられました。
私も、学生時代自ら導き出せましたが、解いた紙をなくしてしまったので、他の人のサイトから答えは引用しています。引用元:指数関数と「ドラえもんの宇宙」 (http://www7a.biglobe.ne.jp/~watmas/dosukyo/circle-reports/manabe01.html)
宇宙の体積が有限だとして、栗饅頭が宇宙を埋め尽くすまでの時間tを計算してみましょう。栗饅頭1この体積をv=100 cm 3
宇宙の半径R=100億光年の球と仮定します。栗饅頭の個数は
     1,2,4,8,・・・,2^n  ,・・・
と指数的変化をするので、栗饅頭の全体積V(n)は
     V(n )=2^n V
となります。nはとびとびの値をとりますが、連続的変数に拡張すれば、V(n)を指数関数とみることができます。ちょうどn回目の分裂が起こったときに、栗饅頭の体積と宇宙の体積が等しくなったとすると、
     4/3・ πR 3=2^n V
という式が得られます。VとRはわかっており、上の式からnの値がわかるので、埋め尽くすまでの時間tが
     t=5n分
と求まります。光速度を3.0 ×10 ^10 cm/sとすると半径Rは
     R=10 ^10× 365× 24× 60× 60× 3.0× 10 ^10 cm=9.46 × 10 ^27cm
ですから、宇宙の体積は3.54 ×10 ^84cm ^ 3 となります。したがって、この値を2 n× 102 cm ^3とおくと   
     2 n=3.54 ×10 ^82
が得られます。これからnを求めるために、両辺の常用対数をとると、次の式になります。
     n log10 2=log 103.54+84
対数表から、 log10 2=0.3010,log 10 3.54=0.5490がわかるので、これからおよそ n=274 となることがわかります。したがって、埋め尽くすまでのおよその時間は
     t=5 ×274 分 =**22.8 時間**
となることがわかります。
**予想に反して、なんと一日で宇宙は栗饅頭で一杯になってしまうのです。**

ドラえもんから先生は何を伝えたかったか?


京都大学の先生は答えを紹介した後、最後にこう言いました。
これから大学生・大学院生・社会人になる中で、解決できない問題が山ほど転がっている。
そういった難題を解決するうえで、
問題の抽象化→仮定→実証
この論理思考のサイクルが重要になってくる。
この論理的思考力を養ううえで、数学は最高のツールである。
理系の人たちは、数学などの理系科目は解法のプロセスを暗記するのでなく、どういう前提、仮定があり、それに対してどういう定義を使い、なぜ答えまで辿りつけたのかというプロセスをしっかり理解するようにしましょう。
これが社会に出て活きるはずである、という言葉をおっしゃっていました。
当時は、何を言ってるかよくわかりませんでしたが、大学院で研究を始め、誰もわかっていないことを解決するときのプロセスとして数学的思考力や論理思考が必要だと気づき、ようやく当時先生の言ってることが理解できました。
ホントに、もっと高校時代に数学を勉強しておけばなーと少し後悔しております。

ちなみに、今回のドラえもんバイバインのような話がたくさん載っている柳田理科雄さんの「空想科学読本」という本が大好きです!「ウルトラマンは3分間で地球を守れるのか?」など、漫画やアニメで感じる疑問を物理・化学の知識を使って、答えていくという本になっております。

 

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【TOEICで900点は凄い!】経験者が語るTOEICで900点取るメリット4選

突然ですが、「TOEICで高スコアとって何か意味あるの?」って思ってませんか?

今回は2020年9月にTOEICで930点取った私が身の回りの変化について4点ほど紹介していきたいと思います。

1. 就職活動で褒められる機会が増える。

まずは就活の面接で英語力について褒められることが圧倒的に増えました。私は現在、理系の大学院生で、一見英語力とか全然いらなそうに思えるんですが、実際はめちゃめちゃ英語力見られてます。

エントリーシートに資格欄に「TOEIC 930点」と記載するだけで、ESの通過率が一気に向上し、ESだけで落とされることは全くなくなりました。

面接では、面接官から「君、TOEIC900点オーバーってすごいね!長期留学とかしてたの?やっぱり英語ペラペラなの?どうやって英語勉強したの?」とわかりやすく驚かれます。(笑)

そこで、私が「長期留学はしたことないです。国内でコツコツ英語勉強してきました!」というと、「長期留学せずに、しかも理系でここまでTOEICの点数高い人は初めてみたよー」と褒められます。あと、TOEICで点数高いと勝手に英語以外にも努力ができる人間だと思ってもらえて、面接に通過することが以前に比べて圧倒的に増えました。

実際、TOEICで900点取るよりも東京大学京都大学に入るほうが全然難しいのに、かなり評価してもらえるので、TOEICのブランドって凄いなと思いました。

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2. 周りからの目が変わった。

TOEICで900点取って、周りから「彼は英語できる人」というレッテルを張られることが増えました。具体的には、研究室の留学生のサポート係を任されたり、国際学会での発表の機会をいただいたり、あとは「TOEICの勉強法教えてよー」という声をいただくことも増えました。

あと、もともと大学入った当初は400点中盤の点数だったので、そこから数年で900点を超えたので、「お前って努力家だったんだな。見直したわ(笑)」って言われることもありました。

これまで、特に特技だったりなかったので、周りと抜きんでた強みというものを得ることができたのは嬉しかったですね!

3. 留学生の友人と話せるようになった。

現在、大学院生なんですが、英語の勉強をする過程で、英会話サークルで留学生の友人と話す機会を作って、勉強をしていました。TOEICの勉強をしていく中で、少しずつスピーキングの能力も伸びてきて、留学生の友人とうまく喋れるようになりました。

そのうち、留学生の友人の友人なんかも紹介されるようになって、合計5か国ぐらいの国籍の友人を連れて一緒にお祭りに行ったり、旅行に行ったり、ホームパーティーをする機会もできて、かなり世界が広がりました。

直接的に、TOEICと関係はないかもしれませんが、結局英語学習のゴールって言語の違う人々と交流することだと思うので、そういった意味でいうとTOEICは英語学習のいいモチベーションでした。

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4. 自分に自信がつく。

これはTOEICで900点越えして感じた一番のメリットかもしれません。これまで、大学受験でも部活でも、研究でも大した成果だったり結果が得られなかった人生でした。そんな中で、毎日3時間の勉強を何か月も継続して、その結果がスコアとしてでるのは感慨深かったですね。

さらに、そのスコアで周りからも「すごい!」「英語できるんですね!」「理系で900点は高すぎ!」といわれて、周りからの反応が変わり、自分の努力だけでここまで自分は変われるんだ!と自分に自信がつきました。

次に何か高い目標ができたとしても、TOEICであれだけ努力したんだから、次もきっと大丈夫だとポジティブに物事をとらえられるようになれました。

つまり、この「TOEICで900点を取得=成功体験」となり、今後の人生でもこの成功体験を活かして、「きっとできる!」という思いのもと、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思えるようになりました!

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ここまで、実際にTOEICで900点を取った私が感じたメリットを紹介してきましたが、そんな私がTOEIC400点から900点までにした勉強や使った参考書等を以下の記事にまとめております。これを読んで実際に実践すれば900点までは取れると思います!ぜひご覧ください!

【TOIEC900点大学生直伝】直前でも50点上がるTOEIC直前テクニック!

TOEICのスコアアップしたい!」「けど、TOEIC直前で勉強時間がない!」

TOEICの勉強をされている方はこんなことを思ってるんじゃないでしょうか?

この記事では、TOEICの各パートごとの解き方のテクニック、おすすめの参考書まで詳しく紹介していきます。

注意していただきたいのは、あくまで今回はTOEIC直前で時間のない人用にTOEICでのみ使えるテクニックにフォーカスしてこの記事を書いております。

今回の読者の想定

 ・TOEICの日程が近いけど、全く勉強していない....

・時間がないから、テクニックでTOEICの問題を解きたい!

・勉強はある程度したから、あとはテクニックを磨いて、点数を少しでも伸ばしたい!

 

テクニックは特にリスニングで効果を発揮しますので、リスニングが現在200点台~370点くらいの人であれば、この記事で述べてあることを覚えて実践すれば、50~100点以上の点数アップは可能だと思います!この記事は下の「TOEIC L&Rテスト超即効スコアUPテクニック114」も参考にしてますので、テクニックを極めたい方はこちらの参考書の購入もおすすめします!

 

公立中学の同窓会で感じた社会の縮図の話

今日は公立中学に通っていた私が社会の縮図について考えさせられた中学の同窓会の経験についてお話しようと思います。

私立の中学に通っている人の割合は約7%ほど、経済的に裕福な人が多いため、一般的には教養や知性を持った人が多いと言われます。

一方で公立中学は社会の縮図と表現されることが多いです。東大・京大・医学部に進学する人もいれば、高校退学してニートになるような人も多いというなんとも異様な空間です。

私の中学も例外ではなく、医者になる人もいればニートになる人もいるような学校でした。

当時の中学生時代について話すと、以下のような雰囲気でした。

・学校ではいじめ・不登校が横行。                  ・不良・ヤンキーが暴れまわり、毎日ガラスが割れたり、盗難事件が頻発。酷い場合警察が出動。                        ・授業中もうるさすぎて、教師が注意すると、生徒と教師間で喧嘩勃発。その喧嘩を周りの生徒がさらに煽り、収集がつかなくなる。        ・もちろん酒・たばこを校内で使用するのも当たり前。

公立出身の方は割と共感してもらえるかと思いますが、私立中学出身の人は考えられないのではないでしょうか?まさに「動物園」と表現するのが一番ふさわしい空間であった思います。

 

一方、私はどんな学生だったかというと、おとなしめの学生で、教室の片隅で本を読んでいるような学生でした。このカオスな空間に対して、「なぜみんな暴れまわるのが好きなんだろうか?」「なんで授業の邪魔するのだろう?」と常に疑問を感じてました。

時は流れて、大学2年生20歳になり、久しぶりに成人式でみんなに会うかとふと思い、中学の同窓会に参加しました。

少しはみんな大人になったかなと思い、同窓会会場に入りましたが、その甘い期待は一瞬で消え失せました。同窓会が始まる前にすでに泥酔している人、会場でもあの頃と変わらず殴り合う者、ギャルや子持ちになっているママさんなど、カオスの度合いは中学生のころの比にもならないほど増していました。

自分は隅で、学生時代の友人など大学生のグループで固まって、食事とお酒を楽しんでましたが、しばらくすると、私もせっかくの機会だから、他の人とも話してみようと考え、あまり仲良くなかったグループの人にも話しかけてみました。

そこで、まず驚かされたのは高卒率・専門卒の多さです。(別に高卒・専門学校が悪いと言っているわけではない)私の高校では全員大学に進学するのが当然だと考えていたため、7割くらいは高卒or専門卒であったその環境に呆気に取られました。近況についてなど聞いていたのですが、ギャンブルや悪さ自慢ばかりであの頃と全く変わっていないんだなと悲しくなりましたね。

また、化粧が濃すぎて誰だかわからない女子達から大学を聞かれ、国立の大学に通ってることを話すと、しきりに連絡先を聞かれ、今度ご飯いこう!と誘われました。過去に自分のことをバカにしていた人間が「今後いい企業に就職して、いい年収をもらえるかもしれない」と気づくと、こんなにも態度を変えてしまうのです。そんな人間とご飯に行き、お金と時間を使うのも勿体ないので、すぐにラインはブロックしましたが。ちなみにそんな女子達は片っ端から男子に声をかけ、大学名を聞き、いい大学に通っている人と連絡先を交換しようとしてました。

成長した人たちと会話を楽しみたいと思ってきたのに、なんだこのカオスな空間は!?ヤンキーたちは全くあの頃と変わらず酒飲んで暴れまわってるし、一部の女子は金持ちになりそうな人探して、連絡先聞きまくってるし!

そんな感じで、同窓会後は2次会に行く気にもなれず、早々と帰ることにしました。

今回の同窓会で分かったのは、「公立中学というのは本当に社会の縮図だということ」。当時は社会の縮図といわれてもピンとこなかったが、高校、大学と一般常識や教養のある人と関わっていくうちに、「中学の環境が異様であったこと。そしてそれが一般社会と似たものであったこと」に気づきました。

中学時代には全く気付かなかった差が、高校、大学と勉強する人・しない人でこんなにも大きな格差になってしまうことに気づかされました。医学部や東大・京大など将来を約束されているところで勉強する人もいれば、かたやフリーター、ニート、水商売、中にはマルチにハマった人などもいる公立中学の同窓会。中学を卒業してわずか5年ですらここまで感じる格差。10年後同じように同窓会を開くとどうなるのでしょうか?しっかり大学を卒業した人と、勉強も何もせず生きてきた人との間でより顕著に格差が出てしまうのではないでしょうか?

今当時を振り返って思うのが、中学生のころから最低限勉強をしておいてよかったということです。当時は毎日学校のガラスが割られる環境が嫌すぎて、この環境から抜けたいという思いから必死になって勉強しました。結果、高校も進学校に無事合格し、国立大学へ進学して、現在は大学院で研究しています。あのまま周囲に流されて遊んでいたらどうなっていたのかと考えてしまうと、ゾッとします。

決して、高卒の友人をバカにするわけではないです。みんな仕事を始めてお金を頑張って稼いでいるのですから。しかし、必ず残酷なほどに格差は存在します。小さなコミュニティで威張っているくらいなら、学生時代は死ぬ気で勉強して、大学に進学して、様々なことを経験して将来の自分に投資するのがよっぽど有益だと気付かされた中学の同窓会でした。

 

理系大学院生の考える大学へ行く意味とは?

この記事を読んでいる人の中で現在高校生の方も多いかと思います。人生で一度は考えたことのある疑問。

大学へ行く意味って何?

私自身、現在は理系の大学院生なんですが、高校生の頃に何度か考えたことあります。

本日はこの「大学に行く意味」をテーマに大学院生の私の考えを話していこうかと思います。

 

いろんな人と会うことができる

まず、大学ではとにかく多くの人と知り合うことができます。同じ学部の人、バイト、サークルの先輩・後輩、研究室の教授、インターン先の社員の人、留学生 etc....

多くの人と会うということは、それだけ多様な考えを知ることに繋がります。私自身、英会話サークルで留学生と話す機会が結構あったのですが、異なる文化・価値観等を知ることができました。例えば、中国の人は食事の席ではできるだけ驕りたがるなど、こんな考えもあるんだ!と驚かされることは多かったです。

高校生までは、同級生や先生以外と話す機会がほとんどなかったため、自分の考えの幅を広げることができるという意味では、「大学で様々な人と会う」というのは大きなメリットだと思います。

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自分の好きなことに打ち込める時間が増える

大学に入ると、とにかく時間ができます(特に一人暮らしの学生は)。「自由」という言葉に言い換えることもできますね。

そのため、大学生はサークルやバイト、勉強等、自分がやりたいことに打ち込める環境が整っていると思います。

高校生までは思考停止で、勉強しかしてこなかった人が多いかもしれません。しかし、大学では遊ぶでもいいし、何もしなくてもいい、良くも悪くも自由なんです。この4年間という時間の使い方が将来の進路を決めるうえでも大事になってくると私は思います。

私の場合、学生時代は留学生との交流活動と研究に熱中していました。その結果、将来は海外で仕事をしたいという思いを持つようになって、就活でも「海外で働ける会社」「専攻の工学が生かせる会社」が企業選びの軸になりました。そして、無事にエンジニアとして海外赴任できる会社に内々定を頂くことになりました。

このように学生時代に打ち込んだことが結果的に将来の仕事に繋がることがあります。自分の将来の選択肢を増やせるという意味で、大学生に与えられた自由な時間は使いようによっては有益だと思います。

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将来貰えるお金が増える

大卒のおかげで生涯賃金が増えるのは、大学に行くことの一番大きなメリットではないでしょうか。

「ユースフル労働統計2019」のデータでは「男性について、60 歳経過時点で定年を支給事由とする退職金を得て、その後、平均的な引退年齢まで非正社員で働き続けた場合の生涯賃金」をみると、高校卒で 2 億 5 千万円高専・短大卒で 2 億 6 千万円、大学・大学院卒では 3 億 3 千万円となると記載されています。

つまり、高卒と大卒で生涯年収が8,000万円違うということです。これはかなり大きな差ではないでしょうか?

入学料と授業料の大学4年間でかかる費用の平均は667.0万円です。つまり、667万円のお金と4年間という時間の投資で約8,000万円の差が生まれてしまうという計算になります。これはかなり興味深いデータです。

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参考文献:ユースフル労働統計2019                                                                  https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2019/documents/useful2019_21_p314-358.pdf

まとめ

大学に行くメリットは大きく、「人」「時間」「将来のお金」の3つに集約されると思います。

高校生の段階で、歌手になりたい、アスリートになりたいなど明確な目標が決まってるのであれば、その道を進むのがいいかと思います。

ただ、そうした明確な目標や夢がない私のような凡人には、大学への進学はおすすめです。4年間という長い時間を使って、様々な人と話して、将来について考えることができるからです。

今進路に悩む高校生の助けになったら嬉しく思います。

それではまた!

【TOEIC初心者必見】TOEICの事前知識と、600点をサクッと取得するための勉強法

TOEIC初受験を控えるの方や、就活生の方でTOEIC600点なんとか取りたいと考えているあなた!

TOEIC600点は就活で必要なエントリーシートで書いていいとされるギリギリの点数です。

今回は私自身がTOEIC445点のTHE・英語苦手な理系大学生から860点を取得した経験からあなたが就活で必要なTOEIC600点を取るための勉強法を紹介したいと思います!

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この記事の想定読者は以下の通りです。

 ・TOEICを受けたことのない初心者                    ・就活や転職でなんとしてもTOEIC600点が必要な人

 

TOEIC600点の難易度

まず、勉強を始める前に簡単に、TOEIC600点がいったいどれくらいの難易度なのかおさらいしていきましょう。このTOEIC600点を

 ・600点取得できる人の割合                       ・ほかの民間の英語試験と比べた時の600点の難易度

の2つの軸から考えていきましょう!

この下の表が2020年1月のTOEICの平均点となっています。平均点は約581点で、600点以上取得している人の割合は上位47%くらいですね。ですので、600点という数字は英語の勉強をしている人の平均の少し上の点数と考えてください。

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一方で、他の資格試験のレベルに当てはめると、こんな感じです。

・英検:2級
TOEFL:69〜79点
・IELTS:5.5〜6.0

英検2級と同レベルって難しそう!と思う方もいるかもしれませんが、時間をかけて努力すれば全然狙えない数字ではありません。

TOEIC600点のレベルと英語力

TOEICの公式ホームページで、600点の英語力は以下のように例えられています。

【できること】
・日常会話であれば要点を理解し、応答できる
・基本的な文法や構文は身に付いており、自分の意思を伝える語彙を持っている                                【難しいこと】
・複雑な場面における的確な対応や意思疎通ができないこともある
・正確さや流暢さに個人差があらわれる

つまり、簡単な会話であればある程度理解できるものの、複雑な会話で合ったり、意思疎通に関しては難しいようですね。

次に単語、リスニング、リーディングの3つのポイントでこの600点のレベルを考えていきます。

(1) 単語力

600点を取るためには、約4,000〜5,000の単語が必要です。だいたい、大学入試に必要が単語数と考えていただいて大丈夫です。

(2) リスニング

600点を取るために、リスニングで必要なスコアは「275〜370点」となります。

・275〜370点取得した人ができること:短い会話や語彙が簡単な会話、長くても情報がくり返される会話が聞き取れる。

つまり、日常会話や簡単な定型文、また旅行など定番の会話フレーズがある場合は、聞き取れることが多いです。例えば毎朝のあいさつ、入国審査、ホテルのチェックインなどです。

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www.iibc-global.org

(3) リーディング

・限られた長さの文章においては、簡単な推測ができる。
・一つの文、または二つの文にわたる情報を関連付けることができることもある。
・簡単な語彙が理解できる。中級レベルの語彙を理解できることもある。
よく使用される、規則に基づいた文法構造が理解できる。文法以外に難しい言語的要素(難しい語彙が使われている、情報を関連付ける必要がある)がある場合でも、文法的に正しい選択肢が選べる。

・言い換え、または情報の関連付けが必要な推測ができない。
・事実に基づく情報を、難しい語彙を使用して言い換えた場合は、理解する能力は非常に限られている。解答するときは、問題に使用されているのと同じ単語や句を文章の中から探すことに頼ることが多い。
・より難しい、複雑な、またはあまり使用されない文法構造が理解できない。

つまり、簡単な文章に対しては、なんとか理解できるが、複雑な文章であれば、理解は難しいくらいのレベルなんですね。

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www.iibc-global.org

TOEIC600点の評価

学生の場合、就活で英語力をアピールできる
学生がTOEICで600点を取得していると、就活で英語力をアピールする材料となります。というのも大学生の平均スコアは、500点ほど。大学生の内に600点を取得していると、平均以上の英語力を持っていることが分かります。また就活のエントリーシートにおいて、TOEICスコアは600点から記載できます。つまりTOEICスコアは、600点を持っていないとアピール材料にはなりません。就活で英語力をアピールしたい場合、600点は取得しておきたいスコアの目安となります。

TOEIC600点を取得するための戦略

600点取得するための正答率は約62%前後といわれております。ですので、全体の4割の問題は捨ててもかまいません。つまり、難しい問題を素早く見極めて捨て、簡単な問題をしっかりと正解する能力が求められます。

初心者の方だと、Part5の文法問題が一番簡単に点数を伸ばせると思いますので、それを基に勉強の方法を紹介したいと思います。

STEP1: 文法の強化

学生時代にそこそこ英語を勉強していて「文法はまぁ、だいたいは理解できるかな」という方は、この項目は飛ばしてもOKです。ですが、600点取れてない人の多くが、文法の基礎がないから、Part5の文法問題に苦戦し、Part6,7の長文問題でも基礎力が足りず、読みスピードが遅く、解ききれないんです。結局、文法力をつければ、早くPart5を終わらせることができ、長文に早く取り掛かることができ、長文自体もスピーディーに読むことができます。つまり、リーディングのキーポイントは文法なんですね。なので、600点を目指す方はぜひ文法の基礎を徹底的に磨いてください!

 

 

【音声DL付】 TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!

【音声DL付】 TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!

  • 作者:小石 裕子
  • 発売日: 2016/05/17
  • メディア: 単行本
 

 

TOEICのPart 5の問題を解きながら、中学文法も復習できる一石二鳥な問題集です。

● すべての英文に文構造の解説がある
● 重要なところが分かりやすい

ので、勉強に慣れていない方でも取り組みやすいんです。

特に、全文に文構造の解説がある&文法項目別に学べるという点では、問題がランダムに配列されている「文法特急」よりも初級者に優しいと言えるので、先にやったほうがいいと考えています。

タイトルに中学英文法で600点と書いてありますが、正直これ一冊で600点を超えるのはさすがに無理だと思いますが(笑)、これを10周すれば、Part 5・6の基本的な解き方や英文の読み方は身につくはずです。

STEP2:テクニック本で学ぶ

 

 

 正直、テクニック本で学ぶというのは一部の人から批判されそうですが、それでもテクニック本を購入することをおすすめします。おそらく、この記事を見ている人が就活や昇進のためなるべく早く600点を取りたい人だと思うからです。しかも、テクニックである程度取れれば、TOEICで点数を上げる楽しさみたいなものもわかってきて、より勉強に励むことができると思います!

TOEICも結局、人間が作った試験なので、「よく出る問題パターン」とその「問題の解き方」を知っているかどうかで、50点くらい変わることがあります。この本では本当に、TOEICでしか使えないようなテクニックがたくさん載っているんですね。例えば、Part2で「I don't know」がでてきたら、それが正解、質問文と似た単語で選択肢で出てきたら、それは不正解、みたいな感じで、実際の英語力とは関係しませんが、点数を取るためのテクニックが100個以上周力されています。実際私自身もこの本は重宝しましたね。

STEP3:金のフレーズでTOEIC頻出単語を学ぶ!

ここで、ある程度基礎力がついてきたら、TOEICに出てくる頻出単語を覚えることが必要になってきます。

 

 

STEP4: 公式問題集で練習!

私は、先ほどの2冊をある程度学び、文法が実際に身についてるか、テクニックが実際に使えるのか確認するために、公式問題集で実践トレーニングをしました。「学生時代(受験のときに)、人並みには英語を勉強した」という方であれば、『公式問題集』1冊分(テスト2回分)の音声と英文を使ってトレーニングすれば、600点は超えられるはずです。

復習時に意識するのはリスニングの音声とリーディングの文章の音読を10回ずつすることです。結局音読中につまずいているのはリスニングするときも読解の時も理解できていない文章が多いです。音読することで、自分の理解できていないところをすぐに見つけることができます。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7

  • 作者:ETS
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: 大型本
 

 

もしも公式問題集が難しいと感じた場合、、、

こちらの「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」をおすすめします!part毎に受験の技を含めた解説から、問題練習から解き方や押さえるべき語彙などについても押さえられる形になっているこちらは、「公式問題集はまだ難しいかも...」という方にはやっていただきたい一冊です!

まとめ

ここまでTOEIC600点の難易度から勉強法まで紹介してきましたが、最終的に600点とるのに必要なのは「継続力」です。

数か月勉強すれば、確実に点数を伸ばすことができるのがTOEICの魅力です。就活のためTOEIC600点が必要なあなたも、ぜひ今日紹介した方法を参考にしてください!

おまけに

たくさん参考書を紹介してきましたが、全て購入してしまうとかなりの出費になってしまいますよね....

学生限定のサービスになってしまうんですが、おすすめするのがこちらのサービス!

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Prime Student会員であれば、Amazonで書籍を3冊以上同時に購入した時に最大10%のポイント還元が適用されます。

Amazonのポイントは1ポイント=1円で後に使うことができるため、実質的に1割OFFで本を買うことができるというわけです。

これで参考書を何冊か購入する必要があるとき、このサービスを使うことでお得に本を購入することができるのでおすすめです!

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【理系×TOEIC=最強!】理系にTOEICスコアが必要な理由!

「理系だから、英語とか勉強しないで大丈夫でしょ!」、「理系は就活でTOEICとか使わないでしょ。」と思っているそこの理系大学生!

そのイメージ間違ってますよ!理系だからこそ、TOEICのスコアがあれば、強いんです。つまり、、、、

理系×TOEIC=最強

この方程式が成り立ってるんです。「何言ってんだ。英語なんて使わないでしょ。」と思っているそこのあなたに、理系の人がTOEICで好スコアを取る4つのメリットを紹介したいと思います。

 

1. 実は研究で英語はめちゃ使う。

理系の3年生までの学生は意外と知らないかもしれませんが、4年生で研究室に入ると英語を使用する機会が増えます。一番英語を使用するのは「国際論文を読むとき」です。もちろん、TOEICに出てくるような文章ではなく、がっつり専門用語が入った文章ですが、TOEICで高得点の人とそうでない人の読むスピードを比べると圧倒的な差がでます。つまり、英語ができないと、研究室では仕事をするのが遅くなってしまうということです。

また、研究室には大学院の留学生等も多く在籍しており、私の研究室では3割程度が留学生で、彼らとコミュニケーションをとる場合はもちろん英語を使っています。中には、留学生とチームを組んで研究するようなテーマもあるので、最低限英語を話せなければ、研究になりません。

そのため、研究室では英語ができない学生はかなり苦労している人が多いので、まだ研究室に配属されてない場合はTOEICを勉強して最低限英語に慣れておくとよいでしょう。

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2. 大学院試験の英語科目の免除

理系の大学に通われている学生の中には、大学院も志望されている学生が多いのではないでしょうか?大学院試験は専門科目+英語が試験科目となっている大学院が多いかと思います。

ただでさえ、専門科目の勉強が大変なのに、英語まで勉強するの大変ですよね?実は英語はTOEICTOEFLのスコアによっては満点扱いされる大学院が多いです。実際に私の大学院だと860点以上だと英語は免除でした。中には730点以上で免除の大学院もあるので、自分の志望校にあったスコアを取っておくと、他の受験生と差別化できますし、専門科目の勉強に集中することができるので、TOEICの点数を取っておくと後々楽でしょう。

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3. 国際学会で無双できる

こちらは大学院生の話になってしまうのですが、英語ができる学生は国際学会で強いです。

実際に私の場合は研究はそこそこだったのですが、学部時代にTOEIC800を超えていたという理由で、学部4年で国際学会と中国でのポスターセッションに参加する機会をいただきました。中国のポスターセッションでは特に無双でき、最終的には優勝することができました。理由は至ってシンプルで、ポスターセッションではポスターの完成度よりも海外の教授からの質問に対して的確に答えられるかを見られることが多いです。そのため、いくら日本語で研究内容を説明できようが、海外の人に対して、説明できなかったら全く意味がありません。私の場合、研究内容は微妙だったのですが、教授からの質問に対し全て適格に英語で返答できた点を評価されました。

この時は本当に英語を勉強しておいてよかったなと思いました。

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4. 就活でも無双できる

このTOEICスコアがあれば、就活で無双できるというのが一番のメリットではないでしょうか?

人事の人もこれまでTOEICを受けてTOEICで高得点を取る難しさを理解しています(特に理系は)。そのため、TOEICで800点、900点取る学生がいたら、その時点で「この人は努力家なんだろうな。」と勝手にポジティブなイメージを抱いてくれます。

研究室の先輩から聞いた話では。TOEIC730点で某有名自動車メーカーの面接に行っても、「君は英語できるんだね」と褒められたそうです。

人事からすれば、「理系=英語ができない」と勝手な先入観を持ってくれているので、その概念を壊してくれるような学生がいたらいい意味で目立つわけです。

正直、研究内容なんて人事からすれば、全員同じようなものです。最低限説明さえできれば、全員どんぐりの背比べです。なぜなら、定量的に研究内容は評価できないからです。もちろんジャーナル論文に投稿したみたいなレベルの人は例外ですが、それ以外は全員変わりません。

しかし、TOEICという定量化された全員平等のテストだと、他の就活生と差別化を図れます。もしも仮に、学歴に自信がない場合でも、TOEICで800点、900点取れれば同じ土俵で戦えます。

実際、私の就活経験でも、TOEICのスコアは優遇されました。面接の際も、履歴書のTOEIC930点の欄を見た途端に面接官の食いつきがよくなり、「理系で海外への抵抗のない人材がほしいんだよね」と言っていただき、複数社から内々定を頂くことができました。その中の1社は私の大学からは10年以上入社した人がいなかったので、正直受かるとは全く思ってませんでした。TOEIC900点の威力はすごいなと再認識しました。

確かに良く考えてみると、TOEICで900点以上取得する割合は3.5%くらいで、そのうち大学生かつ理系の人ってめちゃめちゃ限定されてきますよね。

つまり、TOEICで高得点取るだけで、就活市場では理系は優遇されます!これに関しては断言できます!

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結論

理系で英語は思ったより使う! 筆者的には文系学生よりも全然使う!

しかも、文系で英語ができるのは普通だが、理系で英語できた場合の優遇がとにかくハンパない!

ですので、理系大学生は黙ってTOEIC勉強すれば、就活も研究もうまくいく!私の経験からこれは断言できます!

海外での研究発表では特に、英語でのプレゼン能力の他に、海外の教授からの質問に回答する能力も必要なので、英会話力が必要となってきます!

 

そこで、理系院生の私もやっている「DMM英会話」。1レッスン163円~始められて、今は無料体験レッスンもやっているので、英語の練習をしたい理系大学生におすすめ!

 

 

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