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理系大学院生の考える大学へ行く意味とは?

この記事を読んでいる人の中で現在高校生の方も多いかと思います。人生で一度は考えたことのある疑問。

大学へ行く意味って何?

私自身、現在は理系の大学院生なんですが、高校生の頃に何度か考えたことあります。

本日はこの「大学に行く意味」をテーマに大学院生の私の考えを話していこうかと思います。

 

いろんな人と会うことができる

まず、大学ではとにかく多くの人と知り合うことができます。同じ学部の人、バイト、サークルの先輩・後輩、研究室の教授、インターン先の社員の人、留学生 etc....

多くの人と会うということは、それだけ多様な考えを知ることに繋がります。私自身、英会話サークルで留学生と話す機会が結構あったのですが、異なる文化・価値観等を知ることができました。例えば、中国の人は食事の席ではできるだけ驕りたがるなど、こんな考えもあるんだ!と驚かされることは多かったです。

高校生までは、同級生や先生以外と話す機会がほとんどなかったため、自分の考えの幅を広げることができるという意味では、「大学で様々な人と会う」というのは大きなメリットだと思います。

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自分の好きなことに打ち込める時間が増える

大学に入ると、とにかく時間ができます(特に一人暮らしの学生は)。「自由」という言葉に言い換えることもできますね。

そのため、大学生はサークルやバイト、勉強等、自分がやりたいことに打ち込める環境が整っていると思います。

高校生までは思考停止で、勉強しかしてこなかった人が多いかもしれません。しかし、大学では遊ぶでもいいし、何もしなくてもいい、良くも悪くも自由なんです。この4年間という時間の使い方が将来の進路を決めるうえでも大事になってくると私は思います。

私の場合、学生時代は留学生との交流活動と研究に熱中していました。その結果、将来は海外で仕事をしたいという思いを持つようになって、就活でも「海外で働ける会社」「専攻の工学が生かせる会社」が企業選びの軸になりました。そして、無事にエンジニアとして海外赴任できる会社に内々定を頂くことになりました。

このように学生時代に打ち込んだことが結果的に将来の仕事に繋がることがあります。自分の将来の選択肢を増やせるという意味で、大学生に与えられた自由な時間は使いようによっては有益だと思います。

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将来貰えるお金が増える

大卒のおかげで生涯賃金が増えるのは、大学に行くことの一番大きなメリットではないでしょうか。

「ユースフル労働統計2019」のデータでは「男性について、60 歳経過時点で定年を支給事由とする退職金を得て、その後、平均的な引退年齢まで非正社員で働き続けた場合の生涯賃金」をみると、高校卒で 2 億 5 千万円高専・短大卒で 2 億 6 千万円、大学・大学院卒では 3 億 3 千万円となると記載されています。

つまり、高卒と大卒で生涯年収が8,000万円違うということです。これはかなり大きな差ではないでしょうか?

入学料と授業料の大学4年間でかかる費用の平均は667.0万円です。つまり、667万円のお金と4年間という時間の投資で約8,000万円の差が生まれてしまうという計算になります。これはかなり興味深いデータです。

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参考文献:ユースフル労働統計2019                                                                  https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2019/documents/useful2019_21_p314-358.pdf

まとめ

大学に行くメリットは大きく、「人」「時間」「将来のお金」の3つに集約されると思います。

高校生の段階で、歌手になりたい、アスリートになりたいなど明確な目標が決まってるのであれば、その道を進むのがいいかと思います。

ただ、そうした明確な目標や夢がない私のような凡人には、大学への進学はおすすめです。4年間という長い時間を使って、様々な人と話して、将来について考えることができるからです。

今進路に悩む高校生の助けになったら嬉しく思います。

それではまた!