今回は私自身がTOEIC445点のTHE・英語苦手な理系大学生から860点を取得した経験からあなたが就活で必要なTOEIC600点を取るための勉強法を紹介したいと思います!
TOEIC600点の難易度
まず、勉強を始める前に簡単に、TOEIC600点がいったいどれくらいの難易度なのかおさらいしていきましょう。このTOEIC600点を
・600点取得できる人の割合 ・ほかの民間の英語試験と比べた時の600点の難易度
の2つの軸から考えていきましょう!
この下の表が2020年1月のTOEICの平均点となっています。平均点は約581点で、600点以上取得している人の割合は上位47%くらいですね。ですので、600点という数字は英語の勉強をしている人の平均の少し上の点数と考えてください。
一方で、他の資格試験のレベルに当てはめると、こんな感じです。
・英検:2級
・TOEFL:69〜79点
・IELTS:5.5〜6.0
英検2級と同レベルって難しそう!と思う方もいるかもしれませんが、時間をかけて努力すれば全然狙えない数字ではありません。
TOEIC600点のレベルと英語力
TOEICの公式ホームページで、600点の英語力は以下のように例えられています。
【できること】
・日常会話であれば要点を理解し、応答できる
・基本的な文法や構文は身に付いており、自分の意思を伝える語彙を持っている 【難しいこと】
・複雑な場面における的確な対応や意思疎通ができないこともある
・正確さや流暢さに個人差があらわれる
つまり、簡単な会話であればある程度理解できるものの、複雑な会話で合ったり、意思疎通に関しては難しいようですね。
次に単語、リスニング、リーディングの3つのポイントでこの600点のレベルを考えていきます。
(1) 単語力
600点を取るためには、約4,000〜5,000の単語が必要です。だいたい、大学入試に必要が単語数と考えていただいて大丈夫です。
(2) リスニング
600点を取るために、リスニングで必要なスコアは「275〜370点」となります。
・275〜370点取得した人ができること:短い会話や語彙が簡単な会話、長くても情報がくり返される会話が聞き取れる。
つまり、日常会話や簡単な定型文、また旅行など定番の会話フレーズがある場合は、聞き取れることが多いです。例えば毎朝のあいさつ、入国審査、ホテルのチェックインなどです。
www.iibc-global.org
(3) リーディング
・限られた長さの文章においては、簡単な推測ができる。
・一つの文、または二つの文にわたる情報を関連付けることができることもある。
・簡単な語彙が理解できる。中級レベルの語彙を理解できることもある。
よく使用される、規則に基づいた文法構造が理解できる。文法以外に難しい言語的要素(難しい語彙が使われている、情報を関連付ける必要がある)がある場合でも、文法的に正しい選択肢が選べる。
・言い換え、または情報の関連付けが必要な推測ができない。
・事実に基づく情報を、難しい語彙を使用して言い換えた場合は、理解する能力は非常に限られている。解答するときは、問題に使用されているのと同じ単語や句を文章の中から探すことに頼ることが多い。
・より難しい、複雑な、またはあまり使用されない文法構造が理解できない。
つまり、簡単な文章に対しては、なんとか理解できるが、複雑な文章であれば、理解は難しいくらいのレベルなんですね。
www.iibc-global.org
TOEIC600点の評価
学生の場合、就活で英語力をアピールできる
学生がTOEICで600点を取得していると、就活で英語力をアピールする材料となります。というのも大学生の平均スコアは、500点ほど。大学生の内に600点を取得していると、平均以上の英語力を持っていることが分かります。また就活のエントリーシートにおいて、TOEICスコアは600点から記載できます。つまりTOEICスコアは、600点を持っていないとアピール材料にはなりません。就活で英語力をアピールしたい場合、600点は取得しておきたいスコアの目安となります。
TOEIC600点を取得するための戦略
600点取得するための正答率は約62%前後といわれております。ですので、全体の4割の問題は捨ててもかまいません。つまり、難しい問題を素早く見極めて捨て、簡単な問題をしっかりと正解する能力が求められます。
初心者の方だと、Part5の文法問題が一番簡単に点数を伸ばせると思いますので、それを基に勉強の方法を紹介したいと思います。
STEP1: 文法の強化
学生時代にそこそこ英語を勉強していて「文法はまぁ、だいたいは理解できるかな」という方は、この項目は飛ばしてもOKです。ですが、600点取れてない人の多くが、文法の基礎がないから、Part5の文法問題に苦戦し、Part6,7の長文問題でも基礎力が足りず、読みスピードが遅く、解ききれないんです。結局、文法力をつければ、早くPart5を終わらせることができ、長文に早く取り掛かることができ、長文自体もスピーディーに読むことができます。つまり、リーディングのキーポイントは文法なんですね。なので、600点を目指す方はぜひ文法の基礎を徹底的に磨いてください!
TOEICのPart 5の問題を解きながら、中学文法も復習できる一石二鳥な問題集です。
● すべての英文に文構造の解説がある
● 重要なところが分かりやすい
ので、勉強に慣れていない方でも取り組みやすいんです。
特に、全文に文構造の解説がある&文法項目別に学べるという点では、問題がランダムに配列されている「文法特急」よりも初級者に優しいと言えるので、先にやったほうがいいと考えています。
タイトルに中学英文法で600点と書いてありますが、正直これ一冊で600点を超えるのはさすがに無理だと思いますが(笑)、これを10周すれば、Part 5・6の基本的な解き方や英文の読み方は身につくはずです。
STEP2:テクニック本で学ぶ
正直、テクニック本で学ぶというのは一部の人から批判されそうですが、それでもテクニック本を購入することをおすすめします。おそらく、この記事を見ている人が就活や昇進のためなるべく早く600点を取りたい人だと思うからです。しかも、テクニックである程度取れれば、TOEICで点数を上げる楽しさみたいなものもわかってきて、より勉強に励むことができると思います!
TOEICも結局、人間が作った試験なので、「よく出る問題パターン」とその「問題の解き方」を知っているかどうかで、50点くらい変わることがあります。この本では本当に、TOEICでしか使えないようなテクニックがたくさん載っているんですね。例えば、Part2で「I don't know」がでてきたら、それが正解、質問文と似た単語で選択肢で出てきたら、それは不正解、みたいな感じで、実際の英語力とは関係しませんが、点数を取るためのテクニックが100個以上周力されています。実際私自身もこの本は重宝しましたね。
STEP3:金のフレーズでTOEIC頻出単語を学ぶ!
ここで、ある程度基礎力がついてきたら、TOEICに出てくる頻出単語を覚えることが必要になってきます。
STEP4: 公式問題集で練習!
私は、先ほどの2冊をある程度学び、文法が実際に身についてるか、テクニックが実際に使えるのか確認するために、公式問題集で実践トレーニングをしました。「学生時代(受験のときに)、人並みには英語を勉強した」という方であれば、『公式問題集』1冊分(テスト2回分)の音声と英文を使ってトレーニングすれば、600点は超えられるはずです。
復習時に意識するのはリスニングの音声とリーディングの文章の音読を10回ずつすることです。結局音読中につまずいているのはリスニングするときも読解の時も理解できていない文章が多いです。音読することで、自分の理解できていないところをすぐに見つけることができます。
もしも公式問題集が難しいと感じた場合、、、
こちらの「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」をおすすめします!part毎に受験の技を含めた解説から、問題練習から解き方や押さえるべき語彙などについても押さえられる形になっているこちらは、「公式問題集はまだ難しいかも...」という方にはやっていただきたい一冊です!
まとめ
ここまでTOEIC600点の難易度から勉強法まで紹介してきましたが、最終的に600点とるのに必要なのは「継続力」です。
数か月勉強すれば、確実に点数を伸ばすことができるのがTOEICの魅力です。就活のためTOEIC600点が必要なあなたも、ぜひ今日紹介した方法を参考にしてください!
おまけに
たくさん参考書を紹介してきましたが、全て購入してしまうとかなりの出費になってしまいますよね....
学生限定のサービスになってしまうんですが、おすすめするのがこちらのサービス!
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これで参考書を何冊か購入する必要があるとき、このサービスを使うことでお得に本を購入することができるのでおすすめです!
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